3. 間取り・デザインの設計ポイント
3-1. 1階リビングの見どころ
LDKの床には、塩ビタイルを採用しており、まさにホテルライクな雰囲気を演出しています。
テラスのタイルも、リビングの床と似た色の大判タイルでコーディネートしており、LDKとテラスが一体となって空間が外に向かって伸びるような広がりを感じることができます。
さらにタイルテラスを、パノラマに一望できるLDKに仕上げていることに加え、リビング上部に吹抜けもあります。
まさに縦・横の空間全体のひろがりを追求した住まいと言えるでしょう。
3-2. 1階ダイニングの見どころ
1階のダイニングキッチンのポイントは2つ、1つが二型キッチン、もう1つが最大8人掛けのテーブルの配置です。
シンクとコンロが分離した二型キッチンは最近ひそかに流行っているキッチンの形態。
二型キッチンにすることで、小回りが利くコンパクト設計に収めているのと同時に、壁側にコンロを配置することで、レンジフードがダイニングの空間の邪魔にならず、開放的な空間を創り出せています。
キッチンからダイニングテーブル上にはライン照明を使っている点も、実際に見て頂きたい箇所でもあります。
また、半同居型の二世帯住宅の場合、親子世帯が揃って食事をすることを前提に大きなダイニングテーブルが必要になってきます。
家事動線や生活動線に、その大きなテーブル(今回は造作家具でコーディネート)が干渉しない配置設計も参考にしていただきたいポイントになっています。
3-3. 2階リビングの見どころ
2階のリビングは、「スカイリビング」をイメージした設計になっており、子世帯向けとしてコーディネートしています。
このリビングの最大の魅力は「窓」です。
2階リビングで気を付けたい要素である隣家・近所との視線の交差ですが、当展示場では、視線が交わらない配慮をしており、ストレスのない状況下で青い大空が広がります。
そして1階を見下ろすと、白いタイルテラスが広がっており1階リビングとは異なる開放感が味わえる点が特徴になっています。
3-4. 水まわり動線の見どころ
1階部分に、お風呂・洗面化粧台・サンルームなど、二世帯分の水まわりを1箇所にまとめている間取りになっています。
“ 二世帯ならでは ” の配慮ポイントは、「サンルーム・脱衣室」と「洗面化粧台」を分離した点です。
「洗面脱衣室」として脱衣室と洗面化粧台が一体になっている間取りもありますが、今回は誰かがお風呂に入っているときも、気兼ねなく洗面化粧台を使えるよう分離しています。
また、この展示場ではサンルームと脱衣室を一体にしていますが、一体にした理由は脱衣室の狭々感を解消することです。
さらに外からの視線を避けながらも、洗濯物を外に干せる場所として中庭にすぐアクセスできるような間取りになっています。
サンルームからの勝手口、リビングからの窓が中庭と隣接しており、それぞれに明るさと空間の広がりをもたらしています。