1. 平屋で必要な ”大きさ”
平屋で快適に過ごそうと思った場合、目安となる家の大きさは以下の通りです。
1人暮らし |
約20~25坪 |
2人暮らし |
約25坪~30坪 |
3人暮らし |
約30坪~ |
4人暮らし |
約33坪~ |
費用の観点からも、「2人で20坪以下の平屋は可能ですか?」と質問を受けることがありますが、答えとしてはご夫婦2人で快適に過ごそうと思うと、延床面積で25坪程度は必要になってきます。
25坪以下になってくると、ダイニングとリビングをいっしょにする、収納を小屋裏に持っていく、といったコンパクトな考え方が必要になってくる可能性が高くなります。
土地の面積に関しても、「50坪で平屋の建築は可能ですか?」という問い合わせも増えています。
実際は、建ぺい率・容積率との兼ね合いも踏まえると、土地面積は60坪程度必要(駐車場2台)となるケースが多いです。
理論上の数字だけではなく、様々な要素も考えて余裕を持って試算する方が良いでしょう。
1-1. 大きさを考える基礎知識(富山県版)
上記で出てきた建ぺい率とは、土地の面積に対して建築できる面積のことで、割合で表します。
土地は用途地域という地域ごとに設定された制限に応じて、この建ぺい率が設定されます。
土地は、若干いびつな形状になっていたり、プラン・接道状況によってもピッタリ有効活用できない場合が多いため、最終的には平屋を建築すると約60坪程度を最低限必要な面積、
と考えるとよいでしょう。
また、富山では隣地への落雪の影響を考えて、軒先を隣地から1m程度離して建築することがおすすめです。
そのため、必要な土地の大きさも一般地に比べて大きくなりがちです。