1-2. 2階リビングのデメリットは重い荷物がある時
・買い物などで重いものを持って上がるのが大変
・大きい家具などの搬入が難しく、場合によっては荷上げ機などが必要
|
みなさんが想像している通り、重い荷物を持って上がることが大変、ということです。
特に食材の買い出し時には、満載になったマイバックを持って階段を上がるのが疲れる、というのは想像に難くないことです。
また、大きな家具(ソファーやピアノなど)を2階まで運んでいけない場合、荷揚げ機やクレーンを手配することにもなります。
相場としては荷上げ機で約2万円~、クレーンでも約3万円~となっており、そこまで驚く金額ではありませんが、余計なコストはかかってしまいます。
2. 「街中住宅」にもオススメの2階リビング
※出典:結 施工事例
メリットでも少し触れたように、街中で隣地が近い場合でも「日あたりの確保」と「プライバシー確保と開放感」の両立が図れます。
昨今は、富山でも駅近・市街地を好んで土地を探す方が多くなってきました。
交通アクセスのことを考え、比較的密集地(富山ライトレール沿線沿いや富山駅周辺など)の建築依頼を受けることもしばしばです。
土地の大きさが40坪以下のような比較的コンパクトな土地においても、2階リビングにすることで日当たりがよい間取りを確保することができます。
また、都市部であれば人通りがある道路沿いになる可能性が高く、せっかくのリビングもカーテンを締め切ったままに。
※出典:結 設計事例
これに対して上図の結での事例では、2階リビングの開口部に横格子を設けました。
外観上のデザインを向上させると同時に、格子は隣地が近い街中住宅ならではのプライバシーを確保するために有効です。
そして、都市部の土地は資産価値も落ちにくいというメリットもあります。
老後にその土地を売却、もしくは賃貸に出すことも都市部であればスムーズで、将来的な資産の流動性を考えると「街中住宅+2階リビング」は富山でも面白い選択肢になるのではないでしょうか。