近年のニューノーマルな暮らしの中で、より注目を集める「家」。
休日や平日を問わず、家に居る時間が増えたからこそ、
注文住宅で家族が過ごしやすい空間づくりを目指される方も増えました。
今回のお家をプランする際、YUIの設計士がキーポイントにしたのは3つ。
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①バイク仲間との時間と家族との時間を一緒にしない
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②水回りの家事とキッチンでの家事(料理)を同時にしない
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③視点を変えることで、気持ちが切り替えられるようなプランニング
①バイク仲間との時間と家族との時間を一緒にしない
趣味のバイクを気兼ねなく楽しみたいというご要望をもとに、
天候に関わらず過ごせて安全にバイクを停められる、
シャッター付きバイク専用インナーガレージを設けました。
バイクだけの車庫?と聞くと贅沢ですが、趣味部屋も兼ねたフリースペースと捉えると、
金額以上に付加価値のある空間に。
仕事中の奥様が家に居ても、バイク仲間との時間を楽しむことができます。
②水回りの家事とキッチンでの家事(料理)を同時にしない
キッチンまわりと、風呂・脱衣・洗濯・洗面室などは「ひとつの水回り」として、
まとめた配置にすることが多いと思います。
それは忙しい家事の時間を早く終わらせるため、移動距離を少なくする目的です。
しかしこのお家は、キッチンとその他の水回りを、
あえてリビング・ダイニングを挟んだ反対側に配置しました。
それは、何かを同時進行したせかせかした時間の使い方とは逆な暮らし方、
おおらかでゆとりを生み出す空間を提供したいから。
色々ある世の中だからこそ、ひとつひとつの動作を丁寧に、慈しむ暮らしを楽しむ。
そんな夫婦像をイメージしました。
③視点を変えることで、気持ちが切り替えられるようなプランニング
住まいの一角に設けたサロンスペース。こちらは奥様の仕事場。
Rで繋がる天井と壁は、まるで洞窟のような包まれる安心感。
自然とリラックスしてしまう特別な空間です。
そこからいくつかの扉を開け、角を曲がって辿り着くLDKは、
吹き抜けとパノラマウィンドウの開放的な大空間。
包まれる空間と解き放たれる空間を一つの家に取り入れることで、
気持ちが自然と切り替わる。
そんな空間設計をご提案しました。
趣味と家族時間、家事と寛ぎ、仕事と休憩。
ニューノーマルの住まいに求められる要素も多様化してきました。
しかし、注文住宅という選択とYUIならではの設計力で、そんな家族の暮らしをより豊かに。
2日間限定公開の邸宅、この機会に是非ご体感下さい。